町田で月イチでアートが楽しめる「パリコレッ!ギャラリー」第32弾は、
町田市所縁の切り絵作家:タナカマコトさんの個展を開催します。
はさみやカッターをフリーハンドで駆使し、生み出される繊細でユーモラスな切り絵作品の数々。
町田市鶴川に約12年お住まいだったタナカさん。
“暇つぶし”の延長から始まったという切り絵の世界。
お店のレシートを神様に見立てて切り出した代表作「タダのカミ様」シリーズが誕生した経緯や、
出産と子育てを経た作風の変化など、様々なお話を伺いました。
◾️タナカさんが切り絵を始めたきっかけを教えて下さい。
大学の浪人時代に受験費用を稼ぐためにコンビニでアルバイトをしていて、そのコンビニがすごく暇だったんです。商品の雑誌も読んで、レジ下の小銭も拾って、パラパラ漫画も書いて。当時はスマホとかが無い時代だったので、色々なことをして時間を潰していました。そしてとうとうやることがなくなって、お客さんの捨てていくレシートで、スズランテープとかを切る大きいハサミで何となく切り絵を始めたんです。それがきっかけでした。そこから大学を卒業するまでの5年間、ずっとレジ横で切り絵していました。店長もそういうのを喜んでくれる人で、いい環境だった(笑)。完全に独学でやっていて、下書きをしないとかレシートを使うとか、自分の作家スタイルはここで確立されました。
◾️切り絵作家になろうと思ったのはいつ頃ですか。
TVCMを作りたくて、映像学科のある大学に進むために一浪して、卒業後は2年間TVCMの制作会社でディレクターとして勤務しました。その頃は仕事が忙しく、切り絵は全くしていませんでした。CMって沢山の人に見てもらえるけど、まず上司、代理店、クライアントに通る企画書を書いて、それでやっとお客様に届くんですけど、その距離が私にはちょっと遠すぎたというのがありました。会社を辞める時、次に何をするかも決まってなくて、でも何となく貯めていた切り絵を引っ張り出してきて、再び制作したんです。それを見た知り合いが「もっと沢山作りなさい。それでも飽きないんだったら、多分あなたの仕事になるわよ。」と言われたんです。嫌でも作り続けないといけないことがあるだろうけど、それができるならそっちの道で頑張れるよ、ということだったんだと思います。で、そこから作り続けたんですけど、ずっと飽きなかった(笑)。で、貯まった100枚以上のレシートの作品を持ってアートのイベントに出展してみたら、お客さんの反応が良かったんです。目の前のお客さんが「すごい」「面白い」と言ってくれて、このすぐ返って来る距離感が自分には合っていた。「この道で頑張りたい」と思ったきっかけでした。今はもっと沢山の人に見てもらいたいと思って活動しています。
◾️作家人生の“転機”はありますか。
2012年頃、「ぶらり途中下車の旅」という番組で小田急線にいる面白い人として出させてもらったことがあり、そこで自分のやっていることを多くの人に知ってもらう機会になりました。高校の卒業以来会っていなかった友人からメールが来たり、知らない方からも感想のメールをいただいたり。お仕事として繋がったご縁もあって、資生堂の動画制作のお仕事、TOYOTAの企業カレンダーのお話なんかもいただけるようになりました。それを私は“ぶらりバブル”と呼んでいます(笑)。切り絵がお仕事になるというのがすごく嬉しくて、頂いた仕事は全部やる!みたいな感じでした。その頃は、仕事以外で作品を作ることはしていましたが、“展示”という発表の機会というのはあまり無くて、作品をちゃんと発表していくようになったのはここ最近の話です。
◾️素材に印字された言葉を残すのは、タナカさん独特の作風だと思いますが、いつ頃からその作風になったのですか?
最初は印字された文字は気にせず“ただの紙”として使っていたんですけど、そこに印字された文字、例えばサーティーワンのレシートでアイスの神様を切ってみるとか、なんとなく文字とモチーフをリンクさせた方が面白いというのは、制作していく中で確立していきました。2019年に作家活動10年目の節目ということで、スパイラルが開催する「SICF20」(※1)に出展して「タダのカミ様」をずらっと70体以上制作して展示したんです。そこでグランプリを受賞することが出来たのですが、審査員の倉本美津留さんから「印字されている文字と、その形がリンクされているのがすごくいい。要は大喜利だね」というコメントをくださったんです。お店からレシートが来て「このレシートであなたはどんな神様を切りますか」ってお題を与えられて私が切って答える、と。“あぁ、だから私、ずっとこんなに楽しく切れていたんだな”と気づいたんです。そのことがきっかけで、印字された文字を残して切るモチーフを考えるということが自分のオリジナルでもあり、強みなんだと意識するようになりました。
(※1)SICF – SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)は、東京・南青山にある複合文化施設「スパイラル」が若手作家の発掘・育成・支援を目的として2000年から開催しているゴールデンウィーク恒例のアートフェスティバル。
◾️レシートって感熱紙だから、時間が経つと印刷が消えちゃいますよね?
そうなんです。レシートの性質によっても全然違くて、文字がずっと残っている作品もあれば、真っ白になったり黄ばんでいく作品もあります。その姿がまるで神様が昇天していった感じに見えたんです。そういった点でも感熱紙で神様を切るというコンセプトはぴったりだと思いました。今回の展示では町田のお店のレシートでカミ様を切りましたが、もう真っ白になっちゃってる作品もあります。“町田東洋はり灸整骨院”のレシートなんですけど、“はり”ということでハリネズミの神様をモチーフに切りました。印字されている文字はほぼ消えています。その姿も合わせて見ていただけたら嬉しいです。
◾️以前の展示で作品の素材として文庫本や広辞苑を使用されていますが、アイディアはどこから着想したんですか?
「SICF20」でグランプリをいただいて、副賞としてスパイラルで一週間ほど展示の機会を頂いたんですが、そこでどんなテーマで制作しようかなと考えた時に、娘の寝かしつけの楽しい時間がヒントになりました。娘がまだ2、3歳くらいの時、寝かしつけるまで適当にお話を考えて話すんですけど、大体は森に出かけた娘が色々な動物や人に出会うといった内容で、例えばクマだったり、タモリだったり。私も考えながら話すので支離滅裂なんですけど、娘はすごく喜んでくれるんですよ。で、この時間を作品にしたいと思い、じゃあ素材は何にしようかと考えた時に、“言葉で作り上げていく森”だったので、辞書だったり広辞苑だと思って。それからちぐはぐに色々な文庫本のページが繋がっていたら、すごく支離滅裂な森になるんじゃないかなと思って素材は決まっていきました。作品のテーマを考えて、何の素材で表現するか、というところを深く考えるようになっていきました。
SICF20 Grand Prize Artist Exhibition tanaka macoto “Kirihirahiraku (Cutting and Fluttering Open)” (2020)
Photo:TADA(YUKAI)
Courtesy of SPIRAL/Wacoal Art Center
◾️ズバリ、切り絵の醍醐味や面白さについて教えてください。
半分に折って、切って、開いて、自分が一番初めに完成を見られるというところですかね。あとは、風に揺れる影もひっくるめて全てが作品になるところだと思います。細かい下書きをしていないので、間違えて切ってしまっても、そこをまるっと切り抜いて進めていくので、あまり失敗という概念が無いんですよ。折って線対称で切る時と、折らずに切る時がありますが、折って切る方が好きなので、線対称で表現できるものであれば折って切ります。今回の「ひろって、あつめて」の作品は線対称ではないところが多いですが、部分的に線対称で表現出来る箇所は折って切っていますので、折り目にもご注目ください。あとむき出しで吊るして展示しているので、穴から背景が見えたり、風で少し揺れている感じとか、そういうところも生の切り絵の面白さだと思っています。
◾️これ職業病だな~と普段の生活で思うことってありますか?
初めて入ったお店とか、特別なお店に行った時は会計時、レシートを見ます。それで商品名や店名を見たり、紙の素材とかチェックします。大体のお店のレシート幅は5.8cmなのですが、大きかったり小さかったりするだけでちょっと変わったカミ様を制作できる予感がするので財布にぐちゃっと入れずに携帯しているクリアファイルに挟んで持って帰るようにしています。
◾️切り絵で使用している道具は、どんなものを使用されてるんですか?
銀座にある菊秀(キクヒデ)というお店で買ったドイツの職人さんが作った切り絵用のハサミをメンテナンスしながら使っていました。でも、その職人さんが引退して商品が無くなってしまってからは、ネットで検索して見つけた市販の切り絵用のハサミを買っています。厚い紙はすぐ刃が悪くなっちゃうので、普通に文具店で売っている工作バサミを使ったり。最近はカッターナイフも使うようになりました。今まではカッターで切り込みを入れてからハサミで切り抜くという工程でしたが、今回の作品では切り込みを入れて描いていく方法だったので、カッターを多用しました。普段と違った制作方法です。
◾️過去イチ、小さい作品と大きい作品はなんですか?また、過去イチ細かい作品は?
大きい作品だと、今回のパリオの展示用に作った「ひろって、あつめて」です。会場を見学した際、とても広かったので、自分史上一番大きい作品に挑戦したい!と思いました。小さい作品だと、多分レシート作品になると思います。コンビニのアルバイト中に制作していた時の作品たちじゃないかな。コンビニでの買い物は少ないから、捨てられるレシートも必然的に短いので(笑)。細かい作品…「美術館に行ってきた」というシリーズを作っているんですが、美術館に行った際にもらうレシートで、その展示をモチーフに切っている作品になります。その中の草間彌生さんの展示を見に行った時のレシートで作った作品かな。“草間彌生”って書いてある幅広のレシートで、そのレシートが面白くてドットを散りばめた作品を作りました。切っていく内にドットがちぎれてしまったところもあるんですけど、そういうところは穴を大きくして制作していきました。
◾️切り絵の素材でやりづらかった素材を聞いてもいいですか?
第1位は、トイレットペーパーです。ビビビッと破れてしまうので、カッターが使えないんですよ。これまで直線はカッターで切り込みを入れて、ハサミで切り抜いていたんですけど、トイレットペーパーはそれができなかったので、全部ハサミで切っていきました。また室内の湿度や手の汗でヤワヤワしてくるので大変でした。第2位は、カッティングシートです。窓ガラスや車に貼ったのですが、素材がベタベタするので、ハサミがすぐに悪くなっちゃった。あと、貼る作業もなかなか大変で、大きい素材は綺麗に貼れるけど、細かい素材を貼る作業がすごく大変だったのでもうやりたくない。第3位は、厚い紙です。切っていて、手が痛くなるので。厚さが110g/m²以上はもう痛いです。素材にするなら100g/m²までの厚さで探します。
◾️制作のこだわりはありますか?
テーマと素材を考えるときに時間がかかります。これで行こう!と決まってからの制作は早いけど、それが決まるまでが苦労します。テーマを考えて、どんな素材で表現すればしっくり来るだろうと考えることがあったり、逆にこの素材で何か表現できないかなと素材から入ることもあります。あとは、自分の切り絵の概念や考え方も年々変わってきています。最近は単色が面白いと感じています。きっと単色+黒い影、が好きなんだと思います。私は元々、切り絵って繊細に扱わなくちゃならない、切れちゃったらダメなもの、として額装して展示していたんですけど、スパイラルでの展示をきっかけに、切り絵を吊るしてみて、風に揺れる姿とか、床に落ちた影とかがすごく素敵で、空間全体で作品を見せることが面白いと思うようになっていきました。今回の展示もそうですけど、環境が整っているのであれば、生の切り絵を展示できる作品作りを増やしていきたいですね。
◾️今展の「ひろって、あつめて」は、どのようにテーマを決めましたか?
今回、大きな作品を作りたいということは決まっていました。以前TVで観た「キタリスの住む森で(※2)」というドキュメンタリー番組が面白かったことを思い出し、キタリスと娘を重ねたテーマで考えました。最近は、娘のことを想って作品を作ることが多いですね。そのほうが自分の力が乗っかるというか。テーマが決まり、さて素材はどうしようかと考えた時、テーマの1つである“木ノ実”から連想して、楮(こうぞ)の樹皮を練り込んだ和紙があることを知りました。だけどこの和紙がなかなか売っておらず、東京で一軒、銀座の「小津和紙」さんで取り扱いがあることを調べ、お店に行って、在庫を全部買いました。
(※2)地球ドラマチック キタリスの住む森で - 2023年10月7日 NHK Eテレにて放送。
キタリスは森にとっては欠かせない存在。冬を越すために埋めた木の実が、森の再生に大きな役割を果たしていた!豊かな森の四季の移ろいと、そこで暮らす生き物たちの物語。
◾️「ひろって、あつめて」の制作は、どんな感じでしたか?
今回の作品は、とにかく大きかったので、時間配分が大変でした。素材自体は薄くて切りやすかったのですが、時々、楮の樹皮の硬い部分があって、紙が“うにょっ”となってしまったところがはあり、そういう場合は、丸ごと皮を切り抜いたり、あえて皮を残したりして切り進めました。あとは、複数の和紙を繋げて一つの絵にしているので、ちゃんと繋がるように見えるかどうかのチェックをしながら制作していきました。また今回、吊るして展示する方法だったので、それに耐えられるように制作しなきゃなりませんでした。細かい穴の模様でモチーフを描いていく方法で制作していきました。展示方法によって制作の工夫が必要というのは、以前、トイレットペーパーを使った吊るす作品を制作した時に気づきました。形を切るときに、普段だったら切り落とす部分を、吊るす場合では残しておかないといけないので、そのバランスを考えながら制作しました。
◾️制作のアイディアは娘さんが関係していることが多いようですが、子育てしながらの制作活動に変化はありますか?
私の中で切り絵って、元々暇つぶしから入っているものなので、制作する行為自体がストレス発散になるというか、自分にとって楽しい時間なんですよね。だから、子どもが生まれてからも合間を見つけてはずっと変わらず切っていました。妊娠の際、切迫早産で2週間入院したんですけど、病院のベッドの上で切り絵をしていたし、娘が寝てるベビーベットの隣でせっせと切る、みたいなこともしていました。命名紙を切り絵で作ったり、娘の誕生日の日付が入ったレシートで作品を作ったり。より一層生活の一部になっていった感じですかね。家でラジオを聴きながら制作していて、こんな楽しい時間はないと思いながらやっています。
◾️母になって作風に変化はありましたか?
観た人に驚いてもらいたい、喜んでもらいたい、という気持ちは今も変わらず自分の根本にありますが、その中に今は娘への視点が入っているかもしれないです。せっかくなら娘に伝えたいことを形に残しておきたいし、それを見て他の人にも喜んでもらえたら最高です。娘が生まれてから、私がいなくなることをよく考えるようになりました。最近、娘が“人はいつか死ぬ”ということに気づき始めていて、時々言ってくるんです。「お母さんがいなくなることってあるの?」って。それって私も小さい時に漠然と考えていてめちゃくちゃ怖かったことでした。だから何か形に残しておかなきゃと思うようになっています。娘が産まれてから作った作品たちにはなんとなくそういう思いが入っています。広辞苑の作品も、寝かしつけの時間を残しておきたかったし、トイレットペーパーの作品も、緊急事態宣言の時にずっと二人で散歩していた時間を残したかった。「切なく笑って(※3)」という作品は正にその思いが強くて、自分が子供の頃とかに経験した恥ずかしかった過去や、プライドを傷つけられた記憶をずっと隠していたんですけど、それを大人になってから友達に伝えたところ、めちゃくちゃ笑ってもらえて。その時の恥ずかしかった気持ちが消化されたんですよね。娘にも、これからきっと辛い経験や嫌な気持ちになることがあるだろうけど、大人になってから笑ってくれる友達が出来るよ、「だから大丈夫!」ということを伝えられたらな、と思って制作しました。今回の「ひろって、あつめて」も、娘が公園で何時間やってんだ?ってくらい、木の実をせっせと拾っていたことや、それを私がずっと見ていたことを、写真みたいに残しておきたいという気持ちがあります。娘は忘れてしまうかもしれないけど、いつか作品を見て思い出してくれたら嬉しいですね。
(※3)切なく笑って– スパイラルのメールマガジンにて配信されている、切り絵作家・タナカマコトによるエピソードを元にしたコラムの連載。エピソードと共に、それにまつわる広辞苑の切り絵作品を制作。
◾️今回個展と同時開催される「kittoko × ARTIST」展についても少しお話聞かせてください。まず、kittokoのプロジェクトを始められた経緯やこめられた思いがあれば教えてください。
夫が美容師なのですが、赤ちゃんの最初の髪を切ると、「記念に持って帰っていいですか?」って言われることがすごく多いらしくて。その後、大体筆にするのが主流なんですけど、筆にするのって結構大変なんですよね。長さや量が必要だったり、業者に作ってもらうのに数ヶ月かかったりして。結局、何もしないでジップロックに入れたままっていう人がすごく多いらしくて。もっと身近で手軽にファーストヘアーを記念に残せることをしたいという想いが夫にずっとあったようです。それをデザイナーである友達のすぎはらけいたろう君に相談して、kittoko(キットコ)が誕生しました。 kittokoは、天然の無垢材で作っているので、木目やフシが違って1つ1つ個性になっているんですが、その場所によっては顔のシミに見えちゃったりすることもあって、商品にならない素材が出てきてしまっていました。すごくもったいないなと思っている時に、夫が「これをキャンパスに見立てて、アーティストの方々に作品を作ってもらうのはどうだろう?」と思いつき、それで動き出したのが去年の秋です。50名のアーティストに声をかけて「kittoko × 50ARTIST」という展示を原宿で開催し、kittokoが広まるきっかけになりました。今回はオンラインで第2弾を考えていた時に、パリオの広い会場での個展の話を頂いて、前回が遠方だった方や、オンラインで見てる方にも生で作品を見てもらう機会になったらいいなということで、開催に至った感じです。元々は同じ形のkittokoなのに、アーティストによって全く別の作品に生まれ変わっています。お笑い芸人や絵本作家、刺繍作家やイラストレーター等、手法も様々な75名のアーティストの生の作品が一堂に会するのはとても貴重だと思いますので、是非是非、お楽しみください!私も切り絵とは無関係の粘土作品で参加しています(笑)。
◾️最後に、今回の個展の見どころについて教えてください。
一昨年まで約12年住んだ町田で個展を開催できることが大変嬉しいです。今回、自分史上 一番大きい作品を作りました。様々な動物たちを切りましたので、是非、どこに何がいるか、探しながら見ていただきたいです。また生の切り絵ならではの影や風の動きも合わせてお楽しみください。
あとは、町田のお店のレシートで作った「タダのカミ様」も新作合わせて展示しています。馴染みのあるお店のレシートもあるかもしれません。
ぜひ店名や商品名も合わせて見 ていただきたいです。
タナカマコト プロフィール
1982年生まれ。
細かな下書きはせず、フリーハンドで切り絵を制作。
レシートや書籍に印字された言葉を残しながら形を切り抜いたり、写真を切り抜くことで、媒体のもつ意味と切り抜かれた形を関連づける独自のスタイルで活躍する。
●主な受賞歴
「汐博2010」シオサイト賞
「SICF20」グランプリ(2019年)
●個展
「変身-henshin-」(2018年 サンシャイン展望台 SKY CIRCUS、東京)
「変身-henshin-」 (2016年 GALLARDA GALANTE、京都)
「切りひらひらく」(2020年 spiral showケース、東京)
「タダのカミ様」(2020年 spiral MINA-TO、東京)
「ほつれても」(2021年 UNIQLO TOKYO エントランス、東京)
そのほか、ginza.com (GUCCI)制作(2020年)、ニトリTVCM(X’mas篇)制作(2014年)、MAJOLICA MAJORCA10周年記念スペシャルムービー制作(2013年)など、さまざまな場面で活躍の場を拡げている。